お墓建立のための基礎知識
●和型墓石
お釈迦さまの遺骨を納めている仏舎利塔や五輪塔を簡略化した格調高いデザイン、現在も主流の墓石です。地域や宗派により3段のもの4段のものがあります。
●洋型墓石
竿石が横型で低く明るい印象を与えます。公園墓地などでは主流のスタイルでしたが、年々人気が広がってきています。
●和洋型墓石
和型と洋型のそれぞれの良さを掛け合わせたデザイン。竿石が洋型、上台は和型などの組み合わせが人気です。
●デザイン墓石
故人の職業や、ご家族の想いを自由な発想で形にしたお墓。自動車、ピアノ、ペットなどモチーフは様々です。
竿石(棹石)…正面には「〇〇家」「先祖代々の墓」などの彫刻、右側面には戒名、裏面には俗名と行年を刻むのが一般的です。※お墓の形状や地域の風習によって異なります。
上台…竿石や蓮華台の下にある石(台石)。家紋等を彫刻することもあります。
香炉…中央のくりぬかれた部分に線香を供えます。
拝石…納骨棺の上にある石。納骨の際は拝石を上げてご遺骨を納めます。
水鉢・花立…お花を立てておくための花筒です。
墓石に使用する石材は、産地によって色や材質、耐久性が様々です。
見た目で選ぶだけではなく、建立される土地の風土にあったものを選ぶ事もポイントとなります。
使用される石材は、大まかに「花崗岩」「閃緑岩」「斑レイ岩」「安山岩」の4種が挙げられ、さらに産地や成分などの違いから300種以上に分類されます。最近では、外国産の輸入石材の流通が増加し、特に中国産の石材がシェアを大きく伸ばしています。一方、国産石材は需要・採石量ともに減少していますが、一部の石材は希少価値の高まりにより高級石材として人気を博しています。
きめ細かく堅牢な日本を代表する黒御影石。美しい金模様が浮き出て見えることが名前の由来です。
派手さがなく落ち着いた色合いの灰色御影石は「お墓らしい」と石塔・外柵の両方に人気です。
非常に硬い青御影石。耐摩耗性が高く風化に強いといわれています。加工の難しい石材です。
代表的なインド白御影石。銀河を思わせる白い模様が入り、明るめなお墓を建てたい方に人気です。
インド赤と呼ばれる世界で最も赤い御影石。硬質で、洋風墓石やデザイン墓に向いています。
女性に人気の淡いピンク色の石目が美しい御影石。洋風墓石やデザイン墓に向いています。
美しい光沢と優れた耐久性が特徴の花崗岩。国会議事堂などの大型石造物にも使われています。
濃い緑系で光沢度が高く変色率の少ない高耐久性の良材。品のある落ち着いた雰囲気の墓石です。
※掲載した素材の他にも多数の石材がございます。
ご希望のデザインに合わせた色調、建立される地域の特徴、使用される用途によって適正な石材は異なりますので、お気軽にご相談ください。
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